日本一の夕陽と海が見えるピアノスクール みのり音楽教室 TOP > 子供の好きなピアノ音楽 > 音楽の表現とその方法

音楽の表現とその方法について

 





音楽の表現

音楽の表現には指のトレーニングが不可決ですが、

その目的は

筋力をつけたり、柔らかく保つ

粒をそろえる。音をよく聞き耳との連携を保つ

感情と運動を一体にさせる。

筋肉を柔らかくして、心を自由に解放させる。

呼吸の仕方を考え、体の各部と結ぶ練習。

各種の音型を憶える、頭のための練習。等、

様々な形が浮かび上がってきますが、

それは、ステージで自由になれる心を持つ

自分の思った事が言える

連動性にとる表現技術と、感情と結びついた

表現のある筋肉の状態をつくること

良い耳でよく聴きながらコントロールできる

指先を作り、心から指先までの神経の連結化と

集中力を作り上げること。

聴く人の前で自由に弾くことは大変なことで

どんなに練習のときに弾けていても

本番で100%力を出すためにいろいろな想定をして

練習することが大切です。

心が緊張し、神経が参ってしまうのでなによりも

指が思うように動かなくなり、感情を込めるのは筋肉の

微妙な力の入り具合が大切です。

@チェルニー、クラマー、クレメンティ、などのエチュード
 やバッハの作品を使用する

A筋力をつける曲として、ハノン、ピッシュナー、ブレイディ、
 ブラームスの51の練習曲、

一般的にはハノンを指先の筋力の問題のように扱うことが

多いですが、

@正しい姿勢 腕、手首の使い方と結びついた指の運び方

Aレガートやスタッカート、スラーによる変奏

Bアクセントや強弱の変化、気持ちの持ち方を変える

Cさまざまな速度感、拍子感による腕の状態などを保つ

筋力を強くするための特別な方法や技術のための技術は

あまりいいことではありません。

自分が意図したことをしようとする力とそれを聴く力の

バランスを忘れてはならないと思います。

読譜して、解釈を決めたら、

 そのとおりの気持ちの状態になって、正しい頭の動きが
 音符の鳴る時間どおりの拍子感の中で

 肉体の各部分の適切な使用へと結びつけていかないと
 ズレが生じてしまいます。

 その中間の所に耳の働きがありますが、聴きすぎてもいけないし
 思いすぎてもいけないと思います。  

 その微妙な点を保って練習する事だと思います。

 もし感情や意志と肉体のズレが生じると、全部足したものが

 音なのでどちらかに負担が掛かるし音質も、意味の違った音に

 なってしまいます。

 真の技術とは、その絶妙なバランスのとれた状態のことです。

 音は質量と速度の組み合わせで出来ています。

 ひとつの音の伸び方を考えてみても様々な組み合わせが生じます。

 指の動きはただ音を鳴らすのではなく、一つ一つの音の鳴らす前から

 次の音へ移るまでの動きどうりでなくてはいけません。

 一つの音、一つの音型、一つのフレーズはそれぞれ呼吸しているので

 指先のトレーニングといえども、そのような呼吸を全身と心や頭にさせながら

 行うと良いです。




呼吸との関連性 

指先をもっともスムーズに動くようにするには

肺の呼吸から始まって最後に指先のことを考えるのが

良いと思います。

正しい呼吸をしないと筋肉の動きが死んでしまうので

動きをよくするには表情、強弱どおりの呼吸、速度や拍子感

で扱い方を考えます。例えばPのときは少し吸ったほうが良いし

素早く吸うと頭も指の回転も違う感覚になります。

体の余分な力を抜く練習をよくしなければいけませんが、

本当は心が解放されないかぎり力は抜けません。

又力を完全に抜いたままで弾くとそれは一つの音色しかでません。

それよりも良いのはその音どおりの感情を持って息をした方が上手く

いくような気がします。

一つの音、一つの音型、一つのフレーズのそれぞれの呼吸、動きを

巧く、適切な肉体の部分に当てはめると、指先は楽に動きます。


各指の特性を意識する

具体的に腕、手指のことで注意点を述べたいと思います。

@親指と他の4本とは対になっているということ。指を1本だけは
 動かせない。

A筋肉の伸び縮の具合

B指の役割は動かすばかりではなく支えるときのような動作もある。

C手首は力を抜くことばかりでなく肘も同様に抜きすぎない。

D手の形は同一の音型であっても表情によって力の入り方が違う。

E3、4、5、指は一緒に動作したほうが手首にとって良い。

F各指の特質を考える。

G動作は作用、反作用による。

H日常生活の中での手指の動作と、ピアノ奏法との結び付け方

Iより強い握力を作ること

J人間の動作は普段はAndanteでmp〜mfぐらいであること

K普通時の呼吸のリズムと、演奏時の呼吸の違い

L指先の器用なのは肩の筋肉の使い方、肩の関節の自由さは腰の
 すえ方による。

M力が身体から抜けようとしながらの打鍵、入ろうとしながらの打鍵
 一定に保ったままの打鍵

N手首の位置の移動時、その移り方の曲線の記憶

O遠い跳躍時に目でキーを見る練習

P音は等速、加速、減速、のどれかの動きで伸びている。強弱、感情の
 動きも同じ。

Q左右の手で指のさまざまな組み合わせによる同じ強さ、同じ性格の音を
 出す練習。

R人間の動作は関節の円運動であること。

S近づこうとする音、遠ざかろうとする音、広がろうとする音、縮まろうとする音


まとめ

現在のピアノ界がどのように進んでいるのかよくわかりませんが

技術の高い演奏家が増えてきていて、失敗がないことが、その上に

何が不足なのか?良い演奏とは何かを余計はっきりさせているように

思います。

音を出すのにその音に付いている付帯条件の何かを忘れている?

精神の解放をすれば余分な力は抜けるのに肉体的な硬さと勘違い

している面があります。

頭と感情のバランス面の問題をもう一度よく考えてみることが

これからのピアノ奏法の進歩がある、と思うのですが、

いかがお考えでしょうか?












 

子供の好きなピアノ音楽記事一覧

音楽の表現とその方法

音楽の表現音楽の表現には指のトレーニングが不可決ですが、その目的は筋力をつけたり、柔らかく保つ粒をそろえる。音をよく聞き耳との連携を保つ感情...

子供の好きなカバレフスキー

古い話ですが、昭和25年ソ連の作曲家カバレフスキーの子供の作品がアメリカから入ってきました。「カバレフスキー子供のための小曲集op27」レッスンの友、社長、河村昭三...

子供が弾く現代曲

子供が弾ける現代曲といえば、身近なのがバルトークのミクロコスモスです。1907年当時まったく一般には興味をもたれていなかった農民音楽研究に焦点をあて、教育上の観点に...

子供の好きなギロック

悲しまないで.....私の 曲を 弾き続けなさい、わかったね.....もし、たくさんの人々に 私の曲を弾いて もらえるようになったら私は 永遠に  ...